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【循環生活のすすめ】(14)森に抱かれて暮らす (2/2ページ)
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奉彦さんは、大学でスキーの回転力学を研究後、スキーメーカーに就職するほどのスキー好きだったが、ストレスを多く抱えていたころ、ただスピード感や技術の上達を目指すのではなく、ゆっくりと森を楽しみながらスキーをすることで心身が深く癒やされた体験を持つ。そのとき「人間も自然の一部であり、他の生き物たちと同じ存在だ」という感覚を持つと同時に、「森の持つ力」を実感。「便利な生活を変えることは難しいが、自然から感動をもらうことで変わっていける」ことに気づいた。
奉彦さんは現在、会社から独立し、森を感じて楽しむ「感性の森遊び」と名付けた自然体験プログラムを行っている。畑作業にいそしむ美鈴さんは、廃材を利用して温室を作った。ちょうど先ごろ、そこで育てた苗を畑に移植したところだ。「この畑が孫や私たちの身体をつくってくれている」。食卓には森で採れたタラの芽やツクシも並ぶ。
広大な敷地の向こうでは、「森の恵み」を受けた孫たちが、元気に野山を駆けめぐっていた。(ホリスティックライフ研究家 心理セラピスト村松さと子)

