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後部座席シートベルト義務化 タクシーも対応追われる (3/3ページ)
このニュースのトピックス:防災・交通安全
また、着用を呼びかけるステッカーを後部座席左側に張るなど、視覚と聴覚で伝え漏れを防ぎたい考えだ。
はとバス(東京)では、バス走行中はシートベルトを着装するようにガイドが指示しているが、今回の法改正を受け、再徹底することを指示した。「発車前の座席の見回りでチェックすることも指導している」という。長距離バスを運行するJRバス関東(東京)も同様で、6月から道交法が改正され、シートベルト着用が義務化になったことを乗務員がアナウンスし、装着を呼びかけることにしている。
柔軟に適用
それでも懸念は募るという。都内のタクシー業者は「酔客を乗せることも多い。客が寝ている場合もあるだろう。無理に要請したら逆上して乗務員が暴行を受けることもありうる」と危機感を強める。全国個人タクシー協会では4月、乗客が指示に従わない場合は、運転者の違反を免除するよう警察庁に配慮を求めている。
警察当局も杓子(しゃくし)定規に適用することはなさそうだ。「警察庁からは(シートベルト着用の周知について)『相当の努力』が認められる場合は、責任を問うことはできないというスタンスをうかがった」と全国個人タクシー協会。警視庁幹部は「ステッカーや声かけなど事業者や運転手が努力をしているのであれば、厳密に適用するわけではない。結局、ケース・バイ・ケースで各現場で判断することになる」と柔軟な姿勢をみせている。