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【シェ松尾のボン・サンテ】弱火調理で体に優しく
このニュースのトピックス:食・グルメ
今月からは、アンチエイジングに有効とされる調理法について、簡単にお話ししたいと思います。
アンチエイジングな調理法と聞いたとき、皆さんはどんなものを想像しますか。いい食材を使わないとだめだとか、「素材選びも難しそうだし、作るのはもっと大変そう…」と思われるかもしれません。でも実は、そんなことはないのですよ。
アンチエイジング料理の基本は「加熱を少なくして、栄養が逃げないようにする」「素材の味を生かし、おいしくいただく」というものです。
逆にいえば、高熱による加熱料理はおいしいのですが、体には優しくないのです。
少し大げさなのですが、「焦げたものを食べるとがんになるよ」って言われたことはありませんか。高温で長く調理をすると、体に負担のかかるものになりやすいといいます。若いころは抵抗力もあるし、悪いものを体から出す力が強いですが、年を取るとそうはいかないですね。ある程度、気をつけなければいけません。
さて、体に優しく簡単に家庭でできる調理方法に、「ノンオイル調理法」というのがあります。これは、少量の野菜汁や煮出し汁の中で、ゆっくりと熱を掛け過ぎないように、具材を煮る方法です。日本の煮物の作り方と基本的に同じですね。ただ、煮汁を少し少なくして弱火でゆっくりと、というだけなのですが、材料から出た煮汁を材料に再度吸収させ栄養も逃がさず、これだけでも体により優しいものになります。こう考えると、日本食って、そもそもがアンチエイジングなのですね。
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松尾幸造(まつお・こうぞう) 東京・松濤のレストラン「シェ松尾」オーナーシェフ。日本抗加齢食普及協会理事長。ボン・サンテは「健康を祈って」の意。

