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【リサイクル再考】「廃プラスチック」編(中)異物除去は手作業で (2/2ページ)
「異物混入なしの100%が理想ですが、なかなかできない。ここまでやっても92%です。圧縮するときに、異物(液体など)が飛び散り、汚れていない部分も汚れてしまうんですよ」と、職員はため息をつく。
これだけ苦労して分けたプラスチックだが、容リ協から引き取りを拒否された今は、1トン7〜8万円を支払って三重県のリサイクル工場に運んでいる。有償ではなく逆有償。輸送費と合わせて年間2億円の出費となるのだ。しかも利用法は汚泥を乾燥させる際の熱源として、石油の代わりに燃やされるだけ。それでも、地元では処理できない。自前の焼却施設に大量のプラスチックを投入すると、炉の温度が上がりすぎ、炉を傷めてしまう。
容リ協が廃プラを引きとった昨年度は、8割が大分県の新日鉄工場に運ばれ、コークス(石炭)の代替品に、2割がプラスチック材料に再生する原料になった。同市ごみ対策推進課の鈴木勝課長は「燃やしてしまえば、それで終わりですが、材料に再生すれば3〜4回使えます。またコークスにしても、再利用可能な副産物ができるので、1・5回使うことになります。きちんと分別すれば、廃プラは資源です」とリサイクルの意義を強調した。(村島有紀)

