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フィンランド 身近な廃材で魅力的雑貨 循環型社会を感じて (1/2ページ)
このニュースのトピックス:美術・芸術
ワインボトルや車のシートベルトなどの廃棄物を、元の形や風合いを生かして再利用した海外の雑貨やファッションが相次いで紹介されている。中でも北欧デザインの一つ、フィンランド製品は人気が高い。個性的なデザインに加え、高い機能性も併せ持つのが特徴。リサイクル品の新たな魅力とともに、循環型社会の将来性を身近に感じることができる。(頼永博朗)
ワインボトルの胴回りを使ったキャンドルホルダー、グラッパの瓶を逆さにした花器、ピクルスが入っていた瓶の底を用いたボウル…。会場に並ぶ約70点の作品はすべてガラス瓶からできている。説明がなければ、どれも使用済みと気づかないほど完成度が高い。
制作したのはフィンランドのデザイナー、ユッカ・イソタロさん。空き瓶を「素材」として注目し、1989年以来、制作を手掛けており、作品の一部は日本でも買うことができる。
イソタロさんは、首都ヘルシンキのレストランなどから出る、国内では再使用できない空き瓶を回収し、手作業で研磨。「原材料を溶かすよりもエネルギー消費量が抑えられる」と瓶の形を生かして独創的な作品に仕立てている。
現在、日本では初となる個展(6日まで)を開いている東京・西新宿のリビングデザインセンターOZONE(オゾン)は「大量生産され廃棄されたボトルに新たな生命を吹き込む作品はアートとデザインの域を超えて注目されている。リサイクルを新たな視点で考えるきっかけにしてほしい」という。