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【柏木理佳のキャリアアップ講座】出向命令は拒否できる? (1/2ページ)
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私は過去の職場で泣いたことが2回あります。そのうち1回は「海外の子会社が設立されたから出向しなさい」と言われたとき。私は海外で仕事をしたいと思っていたので、本来喜ぶところですが、「上司ももれなくついてくる」と言われ、涙が出ました。希望の海外勤務も嫌いな上司まで常駐するとなると、話は別。でもそんな私情が聞き入れられるわけはありません。
企業の従業員は、異動や出向の命令に従う義務があります。それでも異動の拒否が一般的に認められる場合があります。「親の介護など家庭の事情」「契約で勤務地が限定されている」「契約書に出向について書かれていない」などです。私のように単に「上司が嫌いだから」というのはダメですが、セクハラを受けたといった理由があれば拒否できるでしょう。
それ以外の理由でも、どうしても嫌な場合は拒否できなくもありません。会社は従業員が出向を拒否したことを理由に解雇できるかというと、それだけが理由では解雇できない場合がほとんどだからです。ですが、実際には出向拒否がきっかけとなって、ほかのさまざまな理由を持ち出して社員を解雇した企業があるのも事実です。
最近では、外資系コンサルタント会社アクセンチュアなどのように、与えられた仕事内容が個人の興味と明らかに違う場合は、配置換えを認める企業が出てきています。「自分の興味」と「会社の仕事」が一致しないことほどモチベーションの上がらないことはないからです。したがって会社にとっても、個人の興味と仕事内容を一致させることは、仕事の効率を上げることに通じるのです。