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【食にメス】ペットボトル農薬混入事件 企業にとっての社会的責任 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:中国製ギョーザ中毒問題
中国製ギョーザ中毒事件から、まだ2カ月あまりしか経過していないのに、スーパーマーケットで販売されたペットボトル入りお茶飲料に農薬が混入される事件が2件続いた。
こうした事件は、消費者に対する無差別テロである。毒ギョーザのように、致死量に匹敵する農薬が混入されていれば、殺人事件に発展する可能性もある。
メーカーや小売店、業界は「キャップを開けるときにカチッと音がするのを確認してほしい」と、消費者に注意を呼びかけている。確かに消費者側の自己防衛も必要だろう。しかし、消費者の自己責任だけの問題にしていいのだろうか。
コンビニの場合は、ほとんどの店に防犯カメラが設置され、店舗が狭いので死角も少なく、店員の目も行き届きやすい。ところがスーパーは、防犯カメラが設置されているといっても、広い店内をすべて監視できているわけではなく、死角が多い。店員も四六時中店内を巡回しているわけではない。
例えば、メーカー側は「懸賞用シールを未開封シールにする」とか、店側は「防犯ビデオを増やして死角をなくす」「店員の巡回を多くする」といった工夫はできないだろうか。
店員が「いらっしゃいませ」と声をかけるだけで、悪いことをしようとする人は「ビクッとする」だろう。店員がいつもそばにいれば、消費者も何か聞きたい時に、わざわざ店員を探す手間が省ける。
「消費者側がそのコストを負担してくれるのか」「そこまで面倒見られない」というかもしれないが、では「消費者が費用を負担しなければ、安全対策を取らなくていい」ということになるのだろうか。「毒物や異物が簡単に混入できる店」「毒物が簡単に混入できる商品」であっていいはずはない。

