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【こうして生まれた ヒット商品の舞台裏】チロルチョコ「塩バニラ」 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:就職・転職
チロルチョコシリーズは、チョコレートがまだ高価だった昭和37年、チョコレートの中にヌガー(水あめ)を入れることで、1個10円という低価格で誕生した駄菓子。「10円あったらチロルチョコ」とお小遣いを握りしめた小学生が駄菓子店に並び、ロングセラー商品となって定着した。
駄菓子店の衰退で販路が消えかけたが1990年代、コンビニに売り場を開拓して復活。平成16年には松尾製菓(福岡県田川市)から企画・販売部門を独立させ、商品名と同じ会社名で東京進出を果たした。
開発部の平均年齢は29歳で、遊び心をふんだんに取り入れた商品開発が持ち味だ。辻さん自身も大手食品メーカーからの転職組。「データに頼ったマーケティングではなく、世の中にない物を出したい」と入社した。昨年は、塩バニラのほか「みるくもち」や「あまおう」など26商品を送り出し、今年は「ポンジュース」などを手がける。
「10円、20円の商品をどう演出し、どう表現できるかが、面白い。価格を上げると、それだけ自由度が高まる気がしますが、そうでもない。逆に10円にこだわることで、感性が磨かれます」とさらなる新商品の開発に意欲をみせている。
(村島有紀)

