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チベットの環境破壊 日本への影響不可避 亡命政府駐日代表「深刻な森林伐採」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
中国によるチベット弾圧に対し、五輪聖火リレーの妨害など世界に抗議の波が広がっている。チベット人が反発する背景には政治や文化面だけでなく、深刻な環境破壊がある。ダライ・ラマ法王日本代表部(東京都新宿区)のラクパ・ツォコ代表(50)は「日本にも和太鼓などとして、チベットで乱伐された木材が輸入されている」と訴える。(八並朋昌)
「チベットの森林は、中国が1950年の武力侵攻以来続ける乱伐で半減しました」と、ラクパさん。
代表部は、インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府が開設。ラクパさんは事務局長を平成14年まで17年務め、昨年6月、駐日代表として再来日した。
「かつてのチベットは、チベット自治区(120万平方キロメートル)のほか青海省全域と甘粛、四川、雲南各省の一部の計250万平方キロメートルに及んだ。うち森林は2520万ヘクタールと国土の9%を占め、特にチベット3州のうち南東部のカム州は巨木の森に覆われていました」
亡命政府統計だと、中国の乱伐で85年には1357万ヘクタールに減少。運び出された木材は30億立方メートルに上る。
「木材は中国産として輸出され、日本にも和太鼓や和太鼓用材、割りばしなどとして輸入されている」
林野庁によると国内に供給される木材のうち、中国産は平成2年に約62万立方メートルと全体の0・6%だったが、17年には約254万立方メートルと3%に急増。この何割かはチベット産というわけだ。

