ニュース: 生活 RSS feed
東京・麻布十番にギャラリー ドイツ人製薬会社社長、ヘルマン・ストレンガーさん (1/2ページ)
このニュースのトピックス:旅
絵画は心の栄養剤
東京・麻布十番の閑静な通りに面して、外国人が運営するギャラリーがある。銀座をはじめ東京には多くのギャラリーがあるが、外国人が運営しているのは珍しい。オーナーは、美術とは縁遠い製薬会社のドイツ人社長、ヘルマン・ストレンガーさん(50)。なぜ日本でギャラリーを開いたのか。(渋沢和彦)
ストレンガーさんは、日本に足かけ16年滞在、日本語すらすらで、英語、フランス語と合わせて4カ国語に堪能だ。
製薬会社の社長として多忙な毎日をおくる中で、「仕事をしているだけでいいのか」という疑問が心のどこかにあった。そして昨年8月、50歳を迎え、「いままでの人生で何かやり残していることがある」と自覚したという。
ストレンガーさんは8歳のとき、父親と美術館へ行ったことがきっかけで絵が好きになった。「フリードリッヒ(ドイツ・ロマン派)の絵でした。そのとき見た風景画はいまもよく覚えています」
海外出張で時間ができれば美術館を訪れ、趣味でアートをコレクションしている。「そこで好きな美術を生かすことがしたい。それならギャラリーがいいと思った」
気持ちが固まってからの行動は素早かった。具体的なプランを決め、昨年9月にオープンした。「普段は医師とのつきあいが中心ですが、ギャラリーではジャンルを超えた人に会えるから楽しい」
平日は会社の社長としての仕事をこなし、土日はギャラリーに赴く。二足のわらじで忙しくなっているが、「ギャラリーをやっているから気持ちもゆったりとします」と精神的にはいいそうだ。

