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これが「花見死」のがけだ 高齢客の転落死相次ぐ奈良・吉野山ルポ (1/2ページ)
「桜の三大名所」の一つ、世界遺産の吉野山(奈良県吉野町)で、花見客の高齢化による転落死や急病が相次いでいるという。日本の花見シーンに今、何が起きているのか。緊急に現地を訪ねた。
奈良県のほぼ中央に位置する吉野山。古来より熊野へと続く山岳霊場として栄え、標高200〜600メートルの尾根から谷にかけての山一面を約3万本の桜が埋め尽くす。
地元で「三大名所の一つだそうで」と尋ねたら、「『三大』ではなくて日本一ですわ」と訂正された。有名映画監督が別荘を構え、シーズンには芸能人や政治家がお忍びで花見に訪れるという。
山のふもとにある吉野警察署を訪ねた。玄関では鹿をモチーフにした奈良県警のマスコットキャラクター「ナポくん」(ナラ・ポリスの略)の赤い看板が2枚、来訪者を迎えていた。近ごろ巷を賑わせている“鹿坊主”よりはるかに正統派だ。
ふもとから下千本、中千本を通って上千本、奥千本へと至る吉野山のメーンストリートは、車がすれ違えないほど細い舗装道。地元の人は「花見シーズンにはこの道が人、人、人で埋め尽くされ、身動きできなくなります」。
さらに、「最近はお客さんも目が肥えてきて、下千本や中千本では満足しない。インターネットや観光ポスターで見た上千本からの眺めを一目見たいとひしめき合うんです」という。






















