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【街物語】(17)「穴太積み」 石と対話、育む技術 大津市坂本 (3/3ページ)

2008.3.30 08:52
このニュースのトピックス街物語
粟田純司さんの日課は、古い石垣を眺めながら散歩すること。先人の仕事にヒントを得ることも多い=大津市坂本粟田純司さんの日課は、古い石垣を眺めながら散歩すること。先人の仕事にヒントを得ることも多い=大津市坂本

 おととし、中学卒業後から万喜三について修行していた長男の純徳(すみのり)(39)が第15代を名乗り始めた。一線は退いたが、純司は今も講演などを忙しくこなす。気づけば「技術を残したい」という思いは、あの父親以上に強くなっていた。講演では必ずこうしめくくる。「いっぺん、坂本来てください」

 派手なものはないが、それこそ自分たち職人のような飾らないまち。その静かな魅力を分かってもらえたら。それが穴太積みと自分を育ててくれたまちへの、せめてできる恩返し。そう思いを込めて。

文   滝口亜希

写真  頼光和弘

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粟田純司さんの日課は、古い石垣を眺めながら散歩すること。先人の仕事にヒントを得ることも多い=大津市坂本
石組みの際に使う道具
石積みの心得を説いた額は、先代が書きのこしたものだ=大津市坂本
穴太積みの技術を今に伝える栗田純司さん。仕事に行き詰まったときは、自宅近くの日吉大社に残された古い石積みを眺める=大津市坂本
比叡山延暦寺の門前町、坂本はいたるところに古い石垣が残る
穴太積みの技術を今に伝える栗田純司さん=大津市坂本
穴太積みの石垣が残る坂本の街並み
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