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【シェ松尾のボン・サンテ】栄養摂取はタイミングが重要
今回から4回に分けて、『タイムリー・ニュートリション』のお話をします。「適切なタイミングで栄養摂取を行う」というのが直訳ですが、何事にもタイミングというものは重要ですよね。普段の生活でも、タイミングを間違うと、うまくいかないことが多くはありませんか。栄養摂取の点でもタイミングがすごく大切なのです。
私たちの臓器は、心臓のように24時間同じリズムで働いているものと、一定の時間だけ効率よく働けるものと2種類があります。特に栄養の摂取に関係する臓器(胃、肝臓、膵(すい)臓など)は後者で、個人差はあるものの、それぞれが機能する時間帯はだいたい決まっているといえます。元気な時に、おもいっきり働いてもらう。そして疲れているときに、ゆっくりと休んでもらって英気を養うということは、実は臓器にも大切なことなのです。
臓器が元気なタイミングでの栄養摂取を考える、ということが「タイムリー・ニュートリション」のコンセプトなのです。「アンチエイジング(老化防止)」という観点でこのことを考えると、臓器、そして体に負担をかけない食事が老化のスピードを遅くさせるということになります。われわれ現代人は普段、脂っこいものや塩辛いものなど、無意識に体に負荷をかける食事をしてしまっています。この食事の仕方を少し「タイムリー・ニュートリション」の観点で見直すだけでも、十分に体は元気を取り戻すことができるのです。
では次回、食事に関係するそれぞれの臓器はいつ働いているのか、その時間にどんなものを食べると体が喜ぶのかについて、お話ししたいと思います。
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【プロフィル】松尾幸造
まつお・こうぞう 東京・松濤のレストラン「シェ松尾」オーナーシェフ、日本抗加齢食普及協会理事長。ボン・サンテは「健康を祈って」の意。

