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【リサイクル再考】「紙」編(下)環境負荷少ない再生紙生むには (2/2ページ)
実際には、バージンパルプ100%から上質紙をつくる方が、古紙100%でつくるより必要な総エネルギーは大きい。また製品の製造から使用、廃棄まで、すべての段階で環境負荷を考えたとき、材料の2割を輸入に頼り、再生紙と比べて化学薬品の使用が多いバージンパルプが、環境面で優位とはいえない。環境負荷の大小は、原料の調達方法や生産技術、利用するエネルギー源によって個別に変わってくるからだ。
リサイクル技術の向上により、これまで再利用できないとされてきた紙コップなどの紙ゴミも再生可能な製紙工場が登場した。が、それは再生紙をつくる工程の複雑化と表裏一体だ。古紙再生に伴う汚水の処理など新たな環境負荷をかけないためには、やはりできるかぎり事前に異物を除去して“高品質古紙”をリサイクルシステムに乗せるのが理想的だ。それが結果的に環境負荷の少ない再生紙の生産につながるのだ。(村島有紀)
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次回は4月下旬に掲載します。
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≪再生できない紙(禁忌品)≫
・粘着物の付いた封筒
・防水加工された紙(紙コップ、紙皿、紙製のカップめんやヨーグルトなどの容器、油紙、ロウ紙など)
・裏カーボン紙、ノーカーボン紙(宅配便の複写伝票など)
・圧着はがき(親展はがき)
・感熱紙(ファクス用紙、レシートなど)
・印画紙の写真、インクジェット写真プリント用紙、感光紙(青焼きコピー紙)
・プラスチックフィルムやアルミ箔などを貼り合わせた複合素材の紙
・金、銀などの金属が箔押しされた紙
・においのついた紙(せっけんの個別包装紙、紙製の洗剤容器、線香の紙箱など)
・水にぬれた紙、油のついた紙、使い終わったティッシュペーパーやタオルペーパー、食品などで汚れた紙
(財団法人古紙再生促進センター資料より)