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【循環生活のすすめ】(11)三位一体の里山保全 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:少子・高齢化社会
日本の原風景ともいえる美しい里山の風景。高齢化、過疎化が進む中、里山を守ってきた集落が各地で失われようとしている。
こうした日本の集落が直面しつつある問題に対して、農山村の貴重な資源である自然や風土、伝統文化を生かしながら、持続可能な暮らしを取り戻すための支援を各地で行っているのが、日本大学生物資源科学部の地域共生デザイン研究室だ。
環境建築家で研究室教授の糸長浩司さん(56)は、行政のトップダウンによる支援ではなく、行政と専門家、地元住民が協力して行う地域づくりを推奨。「これからは地域環境をいかにエコロジーに総合プロデュースするかが大切」と語る。
糸長さんが25年にわたって支援活動をしているのが山形県飯豊(いいで)町だ。豪雪地帯のこの町では、5カ月に及ぶ冬の間、暖房に使われるエネルギーを灯油から環境に優しい木質ペレットに転換する計画を進めている。
町内の森林資源を利用して木質ペレットを地元で生産する一方で、環境省のCO0759削減事業を活用し、町内の一般家庭や事業所にペレットストーブを配置し、「エネルギーの地産地消」を目指す。地元の木材利用は、山林の適正管理になり、里山の保全にもつながる仕組みだ。

