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シトルリン入り飲料発売へ 血流改善などに期待 (1/2ページ)
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野生のスイカなどウリ科の植物に多く含まれるアミノ酸の一種「シトルリン」。もともと医薬品として用いられていた成分だが、昨年8月に厚生労働省から食品としての使用が認められたことで、血管拡張・血流改善効果や抗酸化効果に期待が集まっている。すでにサプリメントが発売されているほか、夏前にはシトルリン入りの飲料やお菓子が発売される予定で、新しい健康食品素材として注目されている。(平沢裕子)
シトルリンは昭和5年、日本人によってスイカの果汁中から発見され、スイカの学名「シトルリン・ブルガリス」からシトルリンと名付けられた。体内に吸収されると、一酸化窒素(NO)を作り出すメカニズムに関与して、血管を拡張し血液の流れを改善する効果が確認されており、動脈硬化予防や冷え性改善などの効果が期待されている。
名古屋大学医学部附属病院老年科の林登志雄講師は、動脈硬化とNO、シトルリンの関係を研究している。ウサギを用いた実験では、シトルリンが動脈硬化を抑制する作用があることが分かっているといい、林講師は「人間でも同様の効果があるかの研究はこれから。シトルリンには細胞老化を抑える働きがあることも指摘されており、今後の検討課題として興味深い」と話す。
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シトルリンが欠乏する先天性代謝異常症に、小児で発症する「リジン尿性タンパク不耐症」がある。この病気になると骨粗鬆症や自己免疫疾患、動脈硬化による合併症を起こすリスクが高い。熊本大学大学院医学薬学研究部の遠藤文夫教授(小児科)は、こうした患者の治療に約20年間、薬としてシトルリンを使用し、症状の改善を図ってきた。
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