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【こうして生まれた ヒット商品の舞台裏】クロレッツアイス
□キャドバリー・ジャパン
■世界の研究者を総動員
かむと粒ガムの中からクールな液体ミントが口の中に広がる。「噛(か)んだ瞬間! ジェットスプラッシュ」という宣伝コピーにたがわず、眠気を吹っ飛ばし気分もすっきり。
今年1月の発売。発売1週目からコンビニエンスストアでのガム売り上げで9週連続1位を記録した。初年度の販売目標を3000万個としていたが、1カ月で800万個を突破、すでに1000万個を超えた。
製造販売は世界最大のお菓子メーカー、キャドバリー・シュウエップスの日本法人、キャドバリー・ジャパン(東京都品川区)。商品開発とマーケティングの責任者であるマーケティング本部ブランドマネジャー、高橋功さん(42)は「味に自信があったので売れるとは思いましたが、予想以上でした」とニコニコ顔だ。人気俳優で歌手の玉木宏さんを起用したテレビCMも商品を強く印象付けた。
キャドバリー・シュウエップスは世界で初めて、粒ガムの中に液体を閉じこめることに成功した。ガムの製品開発は通常、数カ月なのに対し、この商品開発には10年間を要した。「世界の研究者を総動員した自信作です」
ヨーロッパでは一足早く3年前に発売し、すべての国でヒット。液体部分とガム部分の味が異なり、ラズベリーとリンゴなど一度に2種類の味が楽しめる。が、日本では液体もガム部分も同じミント味にした。
「嗜好(しこう)調査をした結果、日本人はミント味が好きということが分かりました。ミントは好き嫌いがなく飽きがこないんです」
甘さが長続きするのも特徴だ。「食後の口臭が気になるときにお勧めです。すっきりしていいですよ」
高橋さん自身も大のガム好きで、いつもかみ続けているそうだ。
「開発段階から四六時中、かみ続けましたが飽きなかったです。あごは疲れましたがね」(渋沢和彦)

