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【遊遊楽楽】欧州古都紀行−スイス・ルツェルン市、ドイツ・ミュンヘン市 (2/4ページ)

2008.3.16 11:16
このニュースのトピックス関西ういーくえんど
ロイス川に架かる木造橋のカペル橋。街の城壁の一つとしてつくられたが、火災で何度か焼失した=スイス・ルツェルンロイス川に架かる木造橋のカペル橋。街の城壁の一つとしてつくられたが、火災で何度か焼失した=スイス・ルツェルン

 スイス・ルツェルンとドイツ・ミュンヘンには意外と共通項が多い。

 ルツェルンは1291年に欧州の名門王家のハプスブルク家が、南ドイツと北イタリアを結ぶ要所を押さえようとルツェルン内の大修道院を買収しハプスブルク家領に。その後、1798年にはフランスの後押しでヘルベティア共和国として独立、1803年に共和国が瓦解するまでその首都だった。

 一方、ミュンヘンも12世紀から有力君主・諸侯のヴィッテルスバッハ家の宮廷都市として約700年間栄えた。ヴィッテルスバッハ家はドイツ南部のバイエルン地方が発祥の地とされ、1180年から同地を治め「バイエルン王国」の大公として君臨。ミュンヘンはその首都となり、第1次世界大戦後のドイツ革命(1918年)で没落するまで続いた。

 両市は古来「巡礼の道」で結ばれる。オランダやベルギー、スカンディナビアなど欧州北部からミュンヘンを目指した巡礼者は、アルプス山脈沿いに現在のドイツ・スイス国境を経てルツェルンへ。この地からアルプスを越えてローマに向かったり、世界的に有名な巡礼地のサンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)を目指したりした。

 両市には欧州各地を結ぶ歴史街道の拠点として、プロテスタントとカトリック両派の歴史的な教会や大聖堂、修道院が多く残り、中世の欧州文化の奥深さを伝えている。

 そのミュンヘンは「ドイツのみならず欧州でも古い都の一つ」とミュンヘン市観光局の松田真理さん。古都の象徴でヴィッテルスバッハ家のかつての居城、ニンフェンブルグ城へ。旧市街地から北西へ車で約30分走ると、周囲約4〜5キロという広大な庭園が見える。園内に点在するバロック、ロココ様式の宮殿は当時の優雅さを象徴しており、松田さんは「特に本館は舞踏会の開かれた祝宴広間のしっくい細工など欧州芸術の粋を十分堪能できる」とアピール。ルートヴィッヒ1世(1786〜1868)が当時の美しい女性を描かせた「美人画」36点には目を見張った。

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ロイス川に架かる木造橋のカペル橋。街の城壁の一つとしてつくられたが、火災で何度か焼失した=スイス・ルツェルン
旧市街地の通りは夜にライトアップされ、幻想的なムードが漂っていた=ドイツ・ミュンヘン
自然の岸壁を削ってつくられた「ライオン碑」=スイス・ルツェルン
旧市街地のコルンマルクト広場にある市庁舎は、ルネサンス様式だ=スイス・ルツェルン
人気のビアホール「ホーフブロイハウス」は、大勢の人たちでにぎわう=ドイツ・ミュンヘン
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