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【遊遊楽楽】欧州古都紀行−スイス・ルツェルン市、ドイツ・ミュンヘン市 (1/4ページ)
中世の薫りたたえる街並み
中世から交通・交易の要所として栄えたスイス・ルツェルン市とドイツ・ミュンヘン市。ともに日本の鎌倉〜室町期には旧市街地が形成され、現代に美しい街並みを伝えている。街の豊かな自然を感じながら、おいしい地元の料理を満喫するのも旅の醍醐(だいご)味だ。日本からスイスまでは約11時間(チューリヒ国際空港)、ドイツは約10時間(ミュンヘン国際空港)。欧州の歴史を巡る「古都紀行」へ“浪漫飛行”に旅立った。(小松勉)
チューリヒ国際空港からルツェルンまでは電車で約1時間。駅前に広がるルツェルン湖畔を散策しながら、まずは氷河公園横の「ライオン碑」へ。フランス革命の1792年8月、パリでルイ16世一家を守ろうとして全滅した約790人のスイス兵をまつるため、自然の岸壁を削ってつくられた。米作家のマーク・トウェインは「世界で最も悲しく、最も感動的な岩の彫刻」と称した。訪れた際は、課外授業で来た地元の小学生らが説明に聞き入っていた。
日本の鎌倉時代には街並みが形成されていたという旧市街。ルツェルン市公認のガイド、リエステック・クニコさんは「建物や広場、通りなど所々に説明書きがあり、歴史を感じながら歩けます」。街をぬけてロイス川に架かる「カペル橋」へ。長さ約200メートルの屋根付き橋は14世紀に架橋。湖入り口に美しくカーブした“橋姿”は世界の観光客に人気だ。現存する木造橋としては欧州最古という。
「元々は城壁の一部としてつくられた3橋のうちの一つです」とクニコさん。屋根のはりにはルツェルンの歴史などが描かれた約120枚の絵。1300年ごろの建造という八角の「水の塔」と歴史的景観を成す。塔は高さ約35メートル、周囲約40メートル。監視、防御の塔として建てられたが、部分的に獄舎や拷問室としても使われたという。クニコさんは下流を示し、「下流200メートルほどにはシュプロイヤー橋があり、この橋にも42枚の絵が屋根のはりに見えます」と説明してくれた。






