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【こうして生まれた ヒット商品の舞台裏】梅の花本舗「梅ジャム」 (1/2ページ)

2008.3.14 08:10
自宅作業場で梅ジャムをソースせんべいに塗る梅の花本舗主人、高林博文さん自宅作業場で梅ジャムをソースせんべいに塗る梅の花本舗主人、高林博文さん

 ■今も変わらぬ戦後の味

 刺激的な酸っぱさと、ほどよい塩気、後に残る梅の香と甘さ。駄菓子の梅ジャムは、登場から60年後の今も世代を問わず愛される。「子供のころ食べて懐かしいという大人にも人気で、今も月に3000箱は出ますよ」。梅の花本舗(東京都荒川区東尾久、(電)03・3892・8851)の主人、高林博文さん(77)は、自宅の小さな作業場で手を休めて言う。

 駄菓子屋では1袋約15グラム入りで10円。1箱40袋入り。出荷価格は5割余り。利幅は小さいが、昭和40年代半ばに5円から10円にして約40年そのままだ。「仕入れ先は皆近所だし現金決済だから、材料が値上がりしてもまけてくれる。仕込みと袋詰め、配送は私、箱詰めは女房と嫁でするし」

 33年前に250万円で購入した自動充填(じゅうてん)機は今も現役。「その前は足踏み式で、女房が1日に8000袋詰めたことも」

 戦後の焼け野原で家族を養うため、ヤミでいろいろな物を売った。復興で街に子供が戻った21年、リンゴ粉にサッカリンで甘みをつけ、紙芝居用に卸したのが駄菓子作りのきっかけ。「数字あめ」なども考案した。「ソースせんべい用にと、つぶれた梅干しを安く買って煮たりのばしたりの末に梅ジャムができた。22年の秋、16歳でした」。レトロな包装も自分で手がけた。

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自宅作業場で梅ジャムをソースせんべいに塗る梅の花本舗主人、高林博文さん
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