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【凛と生きる】「溶けゆく日本人」番外編(3) (3/3ページ)
このニュースのトピックス:溶けゆく日本人
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東京都で生まれた。高校卒業後は花嫁修業の学校に通い、お見合いを繰り返したが、社会人経験をしたいという気持ちが強く、営業や秘書業務を経験。本格的に礼法を学び始めたのはそのころだ。
「『手のあるように』というのは、母の口癖のひとつです。例えば、湯加減をみてくるよう言いつけられれば、湯加減だけでなく、せっけんやシャンプー、足ふきマットやバスタオルの準備など、先々まで気を使います。それは社会人としても、とても役に立ちました」
いま、師範として全国の学校や企業などで、相手を大切に思う心を基本に、姿勢や歩き方、おじぎの仕方などを指導している。和室を初めて見る中学生もいるが、どの子も、礼儀の意味を伝えると素直にそれを感じ取る。
「自分さえよければいいという利己主義が連鎖的に広がっては気持ちのよい社会にはなりません。躾の基本は家庭ですが、前に立って歩く者として少しでも、先人の心を伝えていければと思います」(村島有紀)


