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【きのうきょう】息子の転身
このニュースのトピックス:就職・転職
神奈川県茅ケ崎市 福島弘 67歳
「俺、性格が合わないから会社を辞める」
息子が突然こう切り出したときは、女房と2人でただただびっくりしました。
今から7年間前のことです。年齢は27歳でした。当時は就職難とあって再就職などとてもおぼつかないと再三反対したのですが、本人の意志は固く、とうとう会社を辞めることになってしまいました。
年齢が年齢だけに、相談した結果、何か資格をということになりました。あれこれ検討し、理学療法士の道に進むことになったのです。
すべて一からのやり直しです。まず予備校に1年通いました。専門学校を卒業してからかなりの年数がたっていたため、学業は難しかったようです。周りを見渡せば皆若い人ばかり、時間を惜しまず勉強に励みました。
次に待っていたのは専門学校です。年齢を考えて3年制の学校を選びました。4年制と比較して1年短い間にたくさんのことを学ばなければならないわけですから、かなりハードなスタートを切ったのです。本人の努力もあって、無事卒業しました。
そして最後は国家試験です。本人は「学校を卒業したのだから、国家試験もほぼ合格したも同然」とは言ったものの、結果が出るまで気が気ではありませんでした。
試験も無事終わり、やがて発表です。本人から電話が入りました。合格です。いや〜あ! うれしかったです。さんざん苦労しての合格でした。
光陰矢のごとしと言いますが、あれから7年がたちました。病院勤めをしている息子と顔を合わせると、ふと当時のことが思い浮かびます。