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【食にメス】禁止農薬 高すぎる残留濃度 (1/2ページ)

2008.2.28 08:39
このニュースのトピックス食中毒
22日から始まった冷凍加工食品の農薬検査=神戸検疫所(竹川禎一郎撮影)22日から始まった冷凍加工食品の農薬検査=神戸検疫所(竹川禎一郎撮影)

 生協で販売された中国製冷凍食品「レンジDEロールソースかつ(アスパラ入り)」から、有機リン系殺虫剤の「ホレート」が検出された。輸入元のニッキートレーディングは「検出濃度(1・2ppm)からすると、使用量が多かったアスパラの残留農薬とみられる」としている。

 食中毒の原因となったメタミドホスが130ppm検出された千葉などのギョーザや、同じく福島でジクロルボスが180ppm検出されたギョーザは、意図的または事故で農薬が混入された可能性が高い。

 一方、その後各地で微量検出されたメタミドホスやジクロルボスは、検出数値から防虫作業時の付着か残留農薬の可能性が高い。しかしロールかつのホレートの場合は、残留農薬とはいえ、大人が5個(約125グラム)食べれば中毒症状を引き起こす可能性があるほど高い数値である。

 メタミドホスやホレート、天洋食品のギョーザから新たに検出されたパラチオンは、毒性が高く、日本では使用禁止農薬である。一方中国では、メタミドホスとパラチオンは使用禁止だが、ホレートは小麦などに使われている。

 残留農薬であれば、中国国内で使用禁止農薬が広く流通していることになる。法令遵守が徹底されない中国に対する不信感がますます増大するが、それ以上に、中国製の加工食品に使われている原材料の農産物に、こうした農薬が慢性的に使われているとすると、それを長期間食べ続けたときの日本人の健康への影響が心配である。

 しかも、中国側が「日本では加工食品の農薬検査は行われない」ことを承知の上で、厳しい検査のある生鮮食品用と加工食品用を区別して生産していたとすれば許されない行為である。食中毒を起こしたギョーザも問題だが、禁止農薬や異常値ともいえる残留農薬が検出される一般加工食品も大問題である。

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22日から始まった冷凍加工食品の農薬検査=神戸検疫所(竹川禎一郎撮影)

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