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お椀 持ち方正しく 中高年にも広がる作法の乱れ (1/2ページ)
箸(はし)遣いのできない大人が増え、しつけや作法の大切さが見直される一方、おかしな椀(わん)の持ち方が子供や若者ばかりか中年世代にも増えている。“わしづかみ”や“掛けづかみ”など。識者は「器を持ち上げる日本独特の文化を大切に」と訴え、体験授業など教育現場でも作法見直しの動きが出ている。(八並朋昌)
2月中旬、主婦が料理店のランチなどを食べて評価する民放番組で、主婦の1人がご飯茶碗を横からわしづかみし、同行の男性アナウンサーは下から指を広げて持っていた。番組を見た70代女性は「わしづかみや、人さし指と中指を内側に入れる掛けづかみは街の食堂で若い男性がよくしているが、いい年をした主婦やアナウンサーまで…」と、ため息をつく。
「今は60代でも少なくないし、食のプロの調理師や料亭の配膳(はいぜん)係でも、きちっと持てない人がいる」と話すのは『グルメ以前の食事作法の常識』などの著書があるフードプロデューサーで、マナーと食文化の教室「食輝塾」主宰者の小倉朋子さん。「大人の不作法がテレビなどに映れば、多くの子供の目に触れ、影響が大きい」と指摘する。
出演者の不作法映像の扱いについて、日本民間放送連盟は「特に取り決めはない。各局が個別に判断する」(会長室)とし、NHKも「新放送ガイドラインで、放送は品位と節度を心がけるとあり、この範囲で対応する」(広報部)。実情は現場任せで、担当者が作法を知らなければ、不作法映像が垂れ流しになるわけだ。
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小倉さんは「お椀など糸底のある器は、指4本をそろえて糸底にあて、親指でふちを支えるようにするのが、基本で美しい持ち方」。そして「これには(1)安定する(2)料理が熱くても持てる(3)塗りや柄を隠さず器自体の美を保つ−といった理由があります」と解説する。





