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【食にメス】冷凍食品の弱点 弱まらぬ毒物の威力 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:中国製ギョーザ中毒問題
では、毒物混入食品の日本国内への侵入を阻止するためにはどうすればよいのか。
一つは、輸入企業が製造時や保管・輸送時に混入することがないように、防止対策を徹底することである。しかし、意図的に混入させようとすれば、防止策の抜け道を見つけることができるだろう。
もう一つ、水際でくい止めるには、国の検疫を強化するしかない。残留農薬のように平均的に混入していれば、1000袋のうち1袋を検査しただけでも検出できる可能性は高い。だが毒物混入は、1000袋の中の1袋、その1袋の中の40個のうち1個だけに含まれているかもしれない。これを見つけ出すのは容易ではない。しかし、阻止することが難しいからといって、何もしなくていいわけではない。毒物混入に無防備な日本としては、国も民間も総力をあげて取り組まなければならない課題である。
では、万全でない安全対策に、消費者はどうやって身を守ればいいのか。今回の事件はわれわれに「五感で身を守ることができる」という教訓を与えてくれている。においで、味で、見た目(袋のべたつき等)で、食べなかったり、すぐ吐き出したりした人がいる。毒物に限らず、五感を養い信じることが、身を守る大切なすべであることを物語っている。(食品問題評論家 垣田達哉)

