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「冷凍食品、外せない」 安心とコスト、悩む特養 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:中国製ギョーザ中毒問題
「冷凍食品抜きで給食は成り立たない」。体の弱いお年寄りが暮らす特別養護老人ホームにも、中国製ギョーザ中毒事件の余波が及んでいる。高齢者福祉施設の食事には徹底した安全性が求められるが、コストや給食の安定供給を考えると、冷凍食品は外せないのが実情。施設側は入所者に不安を抱かせないよう対応に苦心している。
「昼食は海鮮シューマイの盛り合わせから、メダイの煮付けに変更します」
中毒事件が発覚した翌日の1月31日、東京都板橋区の都営老人福祉施設「板橋ナーシングホーム」の廊下に案内文が張り出された。
特養ホームを併設した施設の入所者は約250人で、自力で食事ができない要介護者もいる。業務委託した給食業者が施設内で調理しており、発覚後、すぐに冷凍庫などをチェックしたが、天洋食品が製造した商品はなかった。
「シューマイは冷凍食品で安全を確認していたが、ギョーザに似たメニュー。お年寄りが不安を感じ食欲が落ちたら、健康に影響を与えかねない」と判断した。
しかし、献立は変えられても、外国産の冷凍食品をすべて排除することは難しいという。
施設の給食担当の浅見寿一係長は「食材全体の1割ぐらいは冷凍食品を使うと思う。コストを抑えられるのはもちろん、調達も容易。冷凍食品抜きで、施設の給食は成り立たない」と漏らす。当面、メニューの大幅な変更は検討していないという。

