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【溶けゆく日本人】蔓延するミーイズム(4)衝突避ける家庭 (3/4ページ)
このニュースのトピックス:溶けゆく日本人
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子供と向き合わない親の姿勢が、極端な形で表面化するのが、ネグレクト(育児の怠慢及び拒否)だ。平成18年度に全国の児童相談所で対応した児童虐待相談件数は3万7000件にのぼり、児童虐待防止法施行前の11年度の約3倍、統計をとり始めた2年度の約34倍と年々増加。特にネグレクトの増加が著しい。
18年1月、埼玉県熊谷市のショッピングセンターに、3歳の男児が置き去りにされた。男児は、静岡県で母親(25)と父親の3人暮らし。だが、母親は3カ月前に、インターネットで男と知り合い、家出。「子供の面倒を見たくなかった」とショッピングセンターに男児を残し、姿を消した。
同年12月には、埼玉県和光市内のアパートの火災現場から、2歳の男児が焼死体で見つかった。母親(24)は、早朝から友人とスノーボードにでかけ留守。男児は1人で自宅に残されていた−。
似たようなことは以前からあった。たとえば夏場に親が乳幼児を車内に放置したままパチンコにふけり、乳幼児を熱中症で死亡させてしまうような事故。とはいえ、その身勝手さの度合いは増しているように思える。時代を反映して、最近では託児所を設けるパチンコ店も現れたのだが…。
「がまんするのは精神衛生上よくない」「楽しめるときに楽しもう」と言ってもらえると、気が楽だ。だが、それは容易に「好きなことだけする」「いやなこと、面倒なことはしない」に転換する。
教育現場や心理カウンセリングの現場では「自分を大切にする人は、ほかの人も大切にできる」といわれる。本当にそうなのか。最近、この言葉が、どうにも気になって仕方がない。(村島有紀)
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