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【正論】「食」の世界的潮流は日本型 筑波大学名誉教授・村上和雄 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:メンタルヘルス
稲作こそ精神生活の根源と誇るべし
≪理想的な栄養価に注目≫
欧米の栄養学者により、日本型食生活の良さを注目された時代があった。それは、脂肪、タンパク質、糖質から摂取されるカロリーバランスが理想的であるとされたからである。
今や、寿司はフランス料理、中華料理に次いで世界で最もポピュラーな食事の第3位に入るまでになった。日本食の良さの一つは、米を主食とすることである。米は糖質が多く、一般にはエネルギー源であると考えられているが、米はタンパク質源としてもすぐれている。
米などの植物性タンパク質は、動物性タンパク質に比べ、その栄養価が劣ると考えられている。たとえば、肉、牛乳と米のタンパク質栄養価を比較すると、肉、牛乳のタンパク質栄養価の方がすぐれている。しかし、日本人は米を単品で食べることはまず無い。米と大豆(みそ汁、豆腐、納豆など)を同時に摂取する。この米と大豆の組み合わせが大変よい。米と大豆はお互いに不足する必須アミノ酸を補い、理想的なタンパク質栄養価となる。
そして、日本食は米以外に魚、野菜、海藻などを多く摂取する。土と海からとれたものが食物全体の85%、動物が15%という食事バランスがベストであるとされている。このバランスから考えると、欧米人は明らかに動物性食品をとりすぎである。今や世界の肥満人口は約10億とも言われている。肉中心の食生活がエネルギー摂取の過剰を引き起こし、胃腸を老化させ、病気の原因となっている。
≪発芽玄米はストレスに効く≫
食品はできるだけ、あるがままの状態、たとえば、白米ではなく玄米のまま食べることが栄養と生命力を同時に受け取ることができるのではないか。この考えを実証するため、私どもは実験を開始した。

