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サミット総料理長・中村勝宏 料理人としての集大成 食はすべて環境に通じる (1/2ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
今年7月に行われる北海道洞爺湖サミット。その協議の重要性は言うまでもないが、各国首脳が顔をそろえる華やかな晩餐(ばんさん)会も注目を集める。料理を担当するのがメーン会場となる「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」の総料理長、中村勝宏さんだ。中村さんは、「料理人としての集大成」と意気込んでいる。(榊聡美)
≪勤勉さが高評価≫
昨年、フィーバーを巻き起こしたミシュランガイド東京版。中村さんはさかのぼること約30年前、本場フランスで、日本人として初めてミシュランの「星」を獲得したシェフとして知られる。「当時は料理人仲間が騒ぐだけで、日本のマスコミが取材に来るわけでもなく、話題にもならなかった」と時代の移り変わりに苦笑いする。
鹿児島県出身。高校卒業後、国内のホテルで働き、26歳で渡欧。主にフランスの“星つき”の名店で修業を積んだ。
「言葉も技術にもハンディがあって、最初は不安の塊だった。武器はただひとつ、フランス人の2倍、3倍働くこと。そうすると、少しずつチャンスを与えてくれる。ようは、人間的に信頼されないと、何も与えてもらえないのです」
≪無名店に「星」≫
1978(昭和53)年、パリの「ル・ブールドネ」のグランシェフ(料理長)を任された。しかし、店の経営状態が悪く、人を使う立場になっても獅子奮迅の働きに変わりはなかった。自ら早朝の市場に足を運び、昼に店を開け、ランチタイムが終わったら、デザートの仕込み…。お客を呼び込みたい一心で1日14〜15時間、休む間もなく働いた。

