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【溶けゆく日本人】快適の代償(7)不眠の時代 消えた闇夜 狂うリズム (2/3ページ)
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「快眠美女倶楽部」は睡眠改善薬「ナイトール」を発売する英系製薬会社、グラクソ・スミスクラインが今年5月、不眠の悩みを話し合う場を提供しようとSNS(ソーシャル・ネットワーキングサービス)のミクシィ内に開設した。反響は予想以上で、会員数はあっという間に約5000人に達した。
会員の大半は首都圏や関西圏など都市部に住む20代、30代の女性たち。ホテルや看護師など深夜勤務、不規則労働の直接の影響はもちろん、深夜帰宅の夫の生活に合わせているうちに眠れなくなったというケースも多い。
「肩こりや風邪などと違って、不眠の苦しみは他人に理解されにくいもの。それに医療機関を受診するのも抵抗があり、誰にも相談できず、悩む女性が多い。眠れないという深刻な不安を一人で抱え込んでいます」。切実な訴えを聞いてきた同社の三隅能子さんはそう分析する。
夜活動して昼間眠れば同じというのはまったくの誤解だそうだ。平日の疲れを癒やそうと休日に寝だめをするのも、睡眠のリズムが崩れるもとになるので良くないという。
日本睡眠学会認定医でスリープクリニック調布(東京都)の院長、遠藤拓郎さんは「体の機能を修復する成長ホルモンは、午前0時から3時ごろに多く分泌されます。睡眠は長さとタイミングが大切なのです」と説明する。睡眠は心身の疲労回復にとどまらず、体の成長や免疫機能を高めるなど、健康を維持するうえで重要なものなのだ。
遠藤さんは不眠治療のかたわら、「快眠できる」をうたい文句にしたCD『Dreams』の監修を手がけるなど“眠りの伝道師”として活躍している。クリニックは今日も救いを求める人たちであふれている。
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