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築地市場移転予定地 環境基準1000倍の有害物質検出 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
「首都圏の台所」と呼ばれる築地市場(東京都中央区、23ヘクタール)の移転予定地とされる江東区豊洲地区にある東京ガス工場跡地(40ヘクタール)の地下水から、環境基準の1000倍の濃度の有害物質「ベンゼン」が検出されたことが6日、分かった。土壌汚染などを調査する都の専門家会議(座長・平田健正和歌山大教授)が提案して実施された地下水調査で判明した。同会議は今後、より精密な調査が必要と判断、約4000地点で土壌、地下水の調査を実施する。
今回、地下水の調査が実施されたのは56カ所。このうちベンゼンが環境基準(1リットル当たり0.01ミリグラム以下)を超過したのは14カ所。このうち1カ所は、以前に東京ガスが調査した際、ベンゼン検出量が環境基準をわずかに超える0.011ミリグラムだったが、今回は基準の1000倍に当たる10ミリグラムに激増していた。
平田座長は「汚染状況が低いと想定していた場所から、こんな高い数値が出たのは想定外。(結果を)重く受け止める」としたうえで、「もっと精密な調査が必要だ」と指摘。同会議は、敷地を10メートル四方に区切り、これまでの約9倍に当たる4000地点で調査を実施することを提起した。11月5日の次回会合では、具体的な調査地点や方法などを審議する。
当初、都は同会議から、土壌汚染に伴うリスク対策に関する提言を今秋にも受ける予定だったが、今回の再調査実施の影響で、来年以降にずれ込む見通し。ただ、都中央卸売市場管理部は「必要な調査の進展を早めて、平成24年度の移転計画を予定通り進めたい」としている。
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