[PR]
ニュース:生活 RSS feed
九州電力、国内初のプルサーマル発電開始、玄海原子力発電所で試運転/計画より10年遅れ
このニュースのトピックス:エネルギー問題
九州電力は5日、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を装填(そうてん)した玄海原子力発電所3号機(佐賀県玄海町、118万キロワット)の原子炉の試運転を午前11時に開始したと発表した。プルトニウムを再利用する国内初のプルサーマル発電が始動する。
同日、深夜にはMOX燃料の核分裂が安定して連鎖する、「臨界」に達し、国の最終検査を経て、12月2日に営業運転を開始する。
国が進める核燃料サイクルの中核に位置づけられるプルサーマル発電は、資源小国日本にとってエネルギー政策の重要な柱になる。ウラン資源を1〜2割節約できるほか、再処理することで放射性廃棄物の体積を減らせる利点がある。
当初は、東京電力や関西電力が先行していたが、その後のデータ改竄(かいざん)などの相次ぐ不祥事で延期し、平成18年3月に地元同意を得た九州電力が10年遅れでプルサーマルのトップバッターをつとめることになった。
電気事業連合会(電事連)の森詳介会長(関西電力社長)は、10月の定例会見で、「プルサーマル発電は業界をあげた悲願で、電力業界の計画に向けた大きな前進になる」と九州電力の営業運転に期待する。
電事連は22年度までに電力業界全体で16〜18基の原子力発電所でプルサーマルの実施する計画だったが、今年6月に5年後の27年度に延期しており、地元との調整は依然として大きな課題になっている。
このニュースの写真
関連ニュース
[PR]
[PR]





