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分煙 効果なし 受動喫煙被害 完全な除去は不可能/対策は全面禁煙 (1/4ページ)
受動喫煙対策を盛り込んだ健康増進法の施行から5年半。全面禁煙の施設が徐々に増える一方、「分煙」にとどまる施設や交通機関はまだ多い。喫煙場所を区切っても出入り口などから煙が漏れ、受動喫煙の完全防止は困難。研究者は「『分煙』はもはや死語。被害防止には全面禁煙しかない」と指摘する。(八並朋昌)
≪隣の禁煙車両に流入≫
たばこ規制枠組条約の受動喫煙防止ガイドラインは「完全禁煙以外の措置(換気、喫煙区域の使用)は不完全である」と規定する。
なぜ、分煙では受動喫煙を防げないのか。
「実際に測定すると、会社などの喫煙室にある大型空気清浄機でも、たばこ煙の粒子状成分は3分の1にしか減らず、ガス状成分はまったく除去できない」
受動喫煙対策の厚生労働省委託研究の主任研究者で、産業医大教授の大和浩さん(48)は説明する。
厚労省指針だと喫煙室は屋外排気が基本で、やむを得ず空気清浄機で対応する場合は十分な換気が必要。いずれも煙の流出を防ぐため、室外から室内に向け風圧がかかるよう求めているが、条件をすべて満たす施設は多くない。
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