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小型家電からレアメタル発掘 政府がシステム構築へ

2008.11.20 01:22

 政府は携帯電話に続き、携帯音楽プレーヤーなどの使用済み小型家電からもレアメタル(希少金属)を取り出すシステムの構築に乗り出す。年内にも小型家電の回収モデル事業を立ち上げて早期の本格回収を目指す。小型家電には携帯電話同様、金やインジウムなどのレアメタルが大量に使用されており、携帯に次ぐ第2の“都市鉱山”発掘によって資源大国への一歩にしたい考えだ。

 経済産業省と環境省は12月2日に研究会を立ち上げ、モデル事業のあり方について検討していく。複数の自治体の協力を得て、公共施設だけでなく、スーパーやコンビニエンスストア、駅などの施設に回収ボックスを置くことが想定される。

 携帯電話やデジカメ、ゲーム機、パソコンといった小型家電の部品には金や銀、インジウムといったレアメタルが大量に使用されている。しかし、デジカメやゲーム機などは携帯電話のように販売店経由で回収するルートがないうえ、テレビやエアコンなどのような大型家電ではないため、家電リサイクル法の対象にもならず、ゴミとして埋め立て処分されるのが一般的だ。

 携帯電話や小型家電のレアメタル含有率は天然鉱石よりも高いケースがあり、金の場合は天然鉱石の80倍に達する。これを取り出せれば、廃棄機器は“都市鉱山”となる。独立行政法人物質・材料研究機構の試算によると、国内の都市鉱山埋蔵量は金で6800トンと、世界の天然埋蔵量の16%を占める。半導体などに使われるアンチモン、インジウムなども世界埋蔵量の10%を超えるという。

 経産省などでは、大掃除のゴミが大量に出る年末までにモデル事業を始めたい考えだ。

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