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【環境立国ニッポンの挑戦】第6章 未来に向けて(3)「省エネ住宅」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
北海道内陸部に位置する旭川市の寒さは厳しい。ここ30年間の平均で年間143日も降雪があり、明治35年(1902年)に記録した氷点下41度は、日本の最低気温として100年以上破られていない。この厳しい環境の中で、住宅大手のミサワホームは今年3月から未来に向けた省エネルギー住宅の実験をしている。
「次世代ゼロ・エネルギー住宅」と名付けた住宅の外観は、隣の建売住宅と変わらない。だが、ミサワの総合研究所環境・エネルギー研究室の太田勇室長は「クルマなら“F1マシン”に相当するほど、省エネ技術をふんだんに採り入れている」と胸を張る。
11月に入って旭川の平均気温は4度を下回る。通常の住宅なら暖房が必要だが、この住宅では日中なら、ほとんどエネルギーを使わなくても快適だ。
2階の物置スペースにあるスチール製の扉を開くと、ずらりと計器が並んでいる。照明、キッチン、エアコン、風呂…。家屋のあらゆる個所での省エネ効果が計測されていた。
◇
F1の技術をみてみよう。窓には断熱性の高い特殊なガスを封入した二重ガラスを採用した。日光の熱は取り込む一方、室内の熱は逃さないコーティングを表面に施してある。壁の断熱材の厚さは約20センチもあり、床下部分までくるみ、バスタブの底にも張り付けた。レンジファンのダクトには空気清浄機を組み込んだ。屋外に捨てていた熱を室内に環流できるようにするためだ。
空気中の熱を取り出し少ない電力で湯を沸かすヒートポンプを備え、屋根には全面に太陽光発電パネルが敷かれている。発電能力は9・5キロワットで、一般的なタイプの約3倍もある。
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