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【環境立国ニッポンの挑戦】第5章「緑の油」(2)第2世代バイオに王手 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
ほほ笑みの国といわれるタイは、日本からも多くの観光客が訪れる。経済でも関係が深く、首都バンコクには高層ビルが立ち並び、トヨタ自動車をはじめとする日本車が圧倒的な存在感を示す。だが、この国で走る車の燃料は日本とは少し違う。ガソリンにバイオエタノールを10%混ぜた「E10」が一般的なのだ。
8月中旬、バンコクのガソリンスタンド(GS)の入り口には「レギュラー=1リットル36.39バーツ(約110円)」、「E10=1リットル28.09バーツ(約85円)」と書かれた価格表が掲げられていた。揮発油税などの減免でE10はレギュラーより20円以上も安く、多くの人に受け入れられている。
バイオエタノールはもちろん自国産だ。常夏の国だけあって、地方に行けばあちこちで主要農作物のサトウキビ畑がみられ、国内には47もの製糖工場がある。このうち11カ所では、砂糖を製造した後に残る液状の廃糖蜜(モラセス)などを利用したバイオエタノールの製造が行われている。
◇
バイオエタノール先進国であるタイを日本の技術も後押ししている。
バンコクから北東に約200キロ。タイ・ルーン・ルアン・エナジー社の製糖工場脇に設けられたバイオエタノール工場は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のモデル事業として始まり、世界の注目を集めている。食料と競合しない繊維質のセルロースを原料にしたバイオエタノールとして、世界で初めて商業ベースでの展開に王手をかけているからだ。
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