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【環境立国ニッポンの挑戦】第4章 サミット前夜(5)カーボン・オフセットの革命 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
■カーボン・オフセットの革命
5月下旬に一風変わったバスツアーが催された。その名も「CO2ゼロ旅行」。主催したのはJTBグループだ。
山梨県で富士芝桜を愛でて、郷土料理のほうとう鍋を楽しむツアーには、関東各地から405人が参加した。「うわー、きれいねえ」。目的地の公園に到着した瞬間、視界に飛び込んできた約70万株の芝桜に、参加者からは感嘆の声が漏れた。
一見、何の変哲もないバスツアーだが、変わっていたのは料金体系だ。ツアー代金は総額3900円。だが、このうち330円は発電時に二酸化炭素(CO2)を出さない地熱発電事業に寄付される。バスが排出したCO2と相殺するためだ。
日常生活で出した炭素(カーボン)を、植林などの排出削減事業に寄付して相殺するカーボン・オフセット(炭素相殺)。2005年にブリティッシュ・エアウェイズ(BA)で始まった試みだが、国内での認知度も高まり、企業が商品やサービスに環境対策用の料金を導入する動きもじわじわと広がり始めている。

