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【環境立国ニッポンの挑戦】第4章 サミット前夜(4)日本の省エネ技術を輸出せよ (1/3ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
フィリピン諸島の南端に位置するミンダナオ島。パイナップルやバナナなど南国の果物農園が広がるが、北部に進むと、その風景は一変する。政府が工業団地を開発し、外資の呼び込みを進めてきたからだ。そこで1977年から操業するのが、国内鉄鋼大手JFEスチールの100%子会社、フィリピン・シンター・コーポレーション(PSC)だ。
PSCは鉄鉱石を石灰石とともに焼き固めた焼結鉱(しょうけつこう)を生産、輸出することで外貨を稼ぎ、現地の雇用に貢献してきた。「PSCの成功物語は、日本人の信頼とフィリピン従業員の献身的なサービスを通して達成された」。昨年7月、30周年を記念したパーティーで、ラモス元大統領がこうあいさつすると、約300人の出席者から大きな拍手がわき起こった。
PSCはいま、環境面からも国内外の注目を集めている。近く稼働する排熱回収プラントが最高水準の省エネ性能を誇っているからだ。核になるのは、JFEが長年にわたって蓄積した技術にほかならない。

