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知床岬のエゾシカ89頭駆除 環境省、目標数に届かず
このニュースのトピックス:環境・エコ
世界自然遺産の北海道・知床半島の植生保護を目的に、昨年12月から環境省釧路自然環境事務所が半島先端部の知床岬で実施していたエゾシカの駆除計画で、今年5月までの今期の捕獲頭数が計89頭と、目標の約74%にとどまったことが25日、分かった。同事務所が開いた会合で、事業の委託を受けている知床財団が報告した。
国内の遺産区域では初の大規模な野生生物駆除で、対象は生存率と妊娠率の高い雌の成獣で、120頭が目標だった。だが同財団によると、エゾシカの警戒心が思ったより強かったほか、気象条件の悪い日が続き作業が難航したという。
知床半島には1万頭以上のエゾシカが生息しているとされ、樹皮をはぐなど食害が深刻化。このため同事務所は、知床岬での越冬数を今年3月時点で480頭と推計し、3年間で半減させる計画を立てている。