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勝俣・電事連会長「排出量取引は幻想だ」

2008.6.13 18:28
このニュースのトピックス財界

 電気事業連合会の勝俣恒久会長(東京電力社長)=写真右=は13日の会見で、企業に温室効果ガスの排出上限(キャップ)を割り当て、過不足分を市場で売買する排出量取引制度(キャップ&トレード)について、「市場メカニズムだけで削減するのは幻想に近い」と述べ、実質的な削減には技術革新が不可欠だと改めて強調した。

 キャップ&トレードは欧州連合(EU)が温室効果ガスの削減に有効だと主張しているが、「強制的なキャップの割り当ては非現実的」と指摘。政府が福田ビジョンで掲げた国内排出量取引市場の試行については、「うまく活用できるなら使うが、電力は(排出量の)ケタが違うので、問題もある」と述べ、本格的な利用には慎重な姿勢を示した。

 一方、勝俣氏の後任として、26日に会長に就任する森詳介氏(関西電力社長)=同左=は、原油などエネルギー価格の変動を自動的に料金に反映する燃料費調整制度について触れ、「制度を決めた時代と環境が変わっており、今の環境に合った制度にすべきだ」と強調。電事連としても見直しに向けた議論を行う考えを示した。

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