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新日鉱HD、重質油分解装置を新設
新日鉱ホールディングスは8日、同社グループが運営する鹿島製油所(茨城県神栖市)に、アスファルトなどの重質油を高温で加熱分解し、軽質油を生産する「重質油分解装置」を平成23年度に建設すると発表した。投資額は1100億〜1200億円。アスファルトの国内需要は公共投資の縮小が響き減退が続いており、同装置を新設し、安定需要が見込める軽油やジェット燃料、ナフサの生産に切り替え、販売拡大につなげる狙いがある。
重質油分解装置は平成21年度からグループの鹿島石油(東京都港区)が運営する鹿島製油所に建設。アスファルトなど重質油の処理能力は日量2万5000〜3万バレル。原油高騰が続いているなかで、価格の安い重質油が使えるため、年300〜400億円のコスト削減を見込めるという。
重質油分解装置は、コスモ石油が堺製油所(大阪府堺市)に設備を新設するほか、富士石油(東京都品川区)も袖ヶ浦製油所(千葉県袖ヶ浦市)で設備増強を進めるなど対応の動きが活発になっている。