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調査捕鯨船「日新丸」帰港 捕獲減…「値上げも」
このニュースのトピックス:捕鯨
南極海航行中に米環境保護団体シー・シェパードの妨害を受けた調査捕鯨船団の調査母船「日新丸」(小川知之船長、乗組員143人)が15日、東京・大井埠頭(ふとう)に帰港した。妨害の影響などで、捕獲数はクロミンククジラ551頭と、計画の6割程度にとどまったことから、水産庁はクジラ肉の値上げに言及。今夏からクジラ肉が食卓から縁遠くなる可能性も出てきた。
船団は昨年11月18日に調査捕鯨に出発。調査期間は南極海への行き帰りを除き実質101日間で、そのうち31日間は、シー・シェパードにつきまとわれたために、調査捕鯨中止を余儀なくされたという。
計画ではクロミンククジラ850頭前後、ナガスクジラ50頭の計900頭前後の捕獲を予定していたが、妨害などの影響で捕獲数は6割程度にとどまり、ナガスクジラは未捕獲。当初計画していたザトウクジラ50頭の捕獲は、商業捕鯨再開をめぐる国際交渉への配慮から延期された。
捕獲数が計画を大幅に下回ったことから、クジラ肉の卸価格を協議する水産庁は「値上げも選択肢の一つ」と明らかにした。ただ、今回のクジラ肉が販売されるのは夏で、価格は6月にも行われる調査捕鯨の結果なども考慮して決められることから、値上げはまだ流動的だ。
妨害を傷害容疑などで捜査している海上保安庁と警視庁公安部は16日、日新丸の実況見分を行う方針。船団を構成するほかの5隻も19日までに同埠頭や鹿児島谷山港など4港に分かれて順次、帰港する予定。
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