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原発の耐震性強化 想定地震最大1・6倍に
東京電力、日本原子力発電(原電)など5電力会社と日本原子力研究開発機構(原研機構)は31日、平成18年に改定された国の耐震指針に基づいて原発の耐震性を再評価した結果をまとめ、想定される最大地震の揺れの強さ(加速度)である「基準地震動」を引き上げると経済産業省原子力安全・保安院に報告し、全事業者17原発の報告書が出そろった。検討対象となった既存原発のすべてで、基準地震動が最大約1・6倍引き上げられることになるが、いずれも原子炉圧力容器などの安全性に問題はないとしている。
原研機構の高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)では、これまで断層ではないとしていた付近の地形を、マグニチュード(M)6・9の可能性がある長さ約15キロの「白木−丹生(にゅう)断層」と評価。基準地震動を466ガルから600ガルに約1・3倍引き上げた。
同じ敦賀半島に立地する原電の敦賀原発(同)では、検討対象ではなかった敷地内直下の断層を連続する長さ約25キロの活断層と認定し、基準地震動を532ガルから650ガルとした。
東電の福島第1、第2原発(福島県)、原電の東海第2原発(茨城県)はそれぞれ370〜380ガルから600ガルに引き上げた。
保安院が昨年9月、電力各社に新指針に基づく原発の安全評価を求めていた。