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【環境立国ニッポンの挑戦】「“厄介者”を資源に」 (2/4ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
■オールジャパンで
CO2からプラスチックをつくる装置は、6畳間ほどの狭い実験室に置かれていた。小型水筒サイズのステンレス製容器に、エポキシドと呼ばれる炭素化合物と触媒を充填(じゅうてん)。そこにCO2を吹き込む。
開発のプロジェクトリーダーである東大大学院工学系研究科の野崎京子教授が「CO2にエネルギーをくわえて化学反応させれば、十分に炭素資源になる」と話すように、容器内に通常の10〜20倍の圧力を2〜3時間くわえると、「脂肪族ポリカーボネート」という軟らかいプラスチックができあがる。分子量の半分ほどをCO2が占めており、紛れもなく「CO2プラスチック」だ。
実は、CO2からプラスチックをつくる技術は昭和43年に東大が開発していた。だが、熱に弱く、触媒の反応効率も悪いため、工業製品として実用化できるめどが立たなかった。

