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各地の桜に“こぶ病” 樹勢衰え、枯れる被害も (2/2ページ)
このニュースのトピックス:サイエンス・生物
いずれも枝などに数センチから数十センチの大きさのこぶができ、こぶより先に水分や栄養が届きにくくなったり、十分な光合成ができなくなったりする。こぶを切り取って防菌剤を塗るなどの手入れが必要という。
1970年代に北海道での報告例があり、寒さで木にひびや傷ができ、病原体が侵入する寒冷地特有の病気とみられていた。だが花の会が昨年3〜12月、各地の桜の保全管理作業で、長野県の菅平湖や東京都の上野公園、宮崎市の椿山森林公園など1都7県の14カ所で見つけた。ソメイヨシノが中心で、大半の場所では複数の桜に見つかった、一部が枯れている木や、木全体にこぶが多発しているケースもあった。
花の会の西山正大研究員は「温暖な南の地方にも広がっているようだ。対策を進め拡大を防ぎたい」と話している。
花の会の連絡先は(電)03・3584・6531
桜の病気 桜には、さまざまな病原体による病気がある。桜こぶ病の原因はシュードモナス・シリンゲという細菌。桜癌腫(がんしゅ)病を起こすのは、糸状菌の一種、ネクトリア・ガリゲナ。雨水に混じったり、昆虫に付着したりして、ほかの木に広がるとみられるが、病気の詳しい仕組みなどは分かっていない。ほかに別の糸状菌のタフリナ菌が原因で木が枯れることもある「てんぐ巣病」が広まっていることも判明している。


