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多摩川で不法係留船の撤去 国が行政代執行
かつて300隻以上のプレジャーボートや水上バイクなどが不法係留を続けていた東京・羽田地区の多摩川左岸で19日、国土交通省京浜河川事務所が行政代執行による強制撤去を行った。多摩川の不法係留船を撤去する行政代執行は初めて。撤去費用は所有者に請求する。
同地区では平成18年5月時点で344隻の不法係留船があった。今年1月末でも100隻近くが残っていたが、その後、多くの船が自主的に立ち退いた。今回は大師橋付近(東京都大田区)で約1カ月、勝手に造られた桟橋(さんばし)や物置も含めて撤去、その後、河口付近を対象に作業する予定。
この日の始まった行政代執行では同事務所職員らが現状を確認した後、クレーンを使って水上バイクなどを運び出した。
堤防では地元住民らが作業を見守り、「きれいになるのはいいことだ」と歓迎する声も。ただ、河川敷の清掃を続け、不法係留船撤去を求めていた「羽田ボランティア推進の会」の佃辰雄会長は「1隻ずつ移動先を把握しないと、場所を変えて不法係留が行われる。いたちごっこだ」と指摘している。


