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バイオ燃料生産拡大で水不足、食糧難加速と予測 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:温暖化
トウモロコシなどが原料で、地球温暖化対策として注目されているバイオ燃料の生産が今後も拡大すると、中国やインドの水不足が悪化し、世界の穀物価格はさらに高騰するとの予測を、日本政府や世界銀行などが出資する国際的な農業研究組織「国際農業研究協議グループ(CGIAR)」がまとめた。
研究グループは「バイオ燃料生産の急拡大が、ただでさえ深刻なアジアの水資源問題や世界の食糧問題をさらに悪化させ、貧しい人々の暮らしを圧迫する危険性がある」と警告した。
CGIAR傘下の国際水管理研究所(IWMI、本部・スリランカ)は独自に開発したコンピューターモデルを使用。中国やインドなど各国のバイオ燃料増産計画や人口増加予測を基に、30年にトウモロコシや小麦、サトウキビなどからバイオ燃料を生産するために新たに必要となる水資源量や土地を予測した。
中国では約35立方キロ、インドでは約30立方キロのかんがい用水が新たに必要になり、深刻な両国の水不足をさらに悪化させることになるとの結果が出た。
また、同じCGIAR傘下の国際食料政策研究所(IFPRI、本部・ワシントン)のシミュレーションでは、各国がバイオ燃料の生産を大幅に拡大させると20年には、トウモロコシ価格は現在の約1・7倍、砂糖は約1・3倍、小麦は1・2倍と、軒並み上昇する可能性があることが分かった。
IFPRIのヨアヒム・フォンブラウン所長は「バイオ燃料開発の拡大に、地球温暖化の影響による減産、人口増加などが加わり、世界の食料事情の悪化が懸念される」と指摘した。
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