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「カエルの箱船」計画始動 希少種、絶滅から守れ (1/2ページ)

2008.1.13 10:21
このニュースのトピックス動物園・水族館

 今年は国際カエル年。世界的に減少傾向にあるカエルを絶滅の危機から守ろうと、上野動物園など都内の4動物園・水族園は今月、共同で「国際カエル年活動宣言」を公表し、ノアの箱船にちなんだ“カエル箱船計画”を始動させた。発症すれば致死率90%以上とされるツボカビ症の治療法確立にも取り組み、「成果を全国の動物園に広めたい」としている。(溝上健良)

 世界にはカエルを含め約6000種の両生類が確認されている。開発による森林や水辺の減少、近年はツボカビの影響も大きく、多くの種が個体数を減らし、約3分の1の種が絶滅の恐れに直面しているという。

 日本国内でも田んぼやため池、それらに隣接する里山など両生類の生息域は狭まっている。昨年初めにはツボカビに感染したカエルも確認。いまのところ大量死は報告されていないが、予断を許さない状況だ。

 こうしたことから4園は国際カエル年にあわせ、両生類の保全活動▽両生類の危機状況をイベントなどで啓発▽国内外の関係機関との協力▽両生類の保全に向けた調査・研究−を宣言。

 その足掛かりとして、まずは種の絶滅を回避するため、4園で希少種の保存に努める「箱船計画」を本格化させることにした。

 箱船計画では万一、野生のカエルが絶滅の危機に瀕(ひん)した場合、園で繁殖させたカエルを自然に放すことも視野に入れており、4園で四十数種のカエルを安定的に飼育・繁殖させる。

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