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08年地球白書、クリーンエネ投資急増=ファンドが温暖化防止の主役に
このニュースのトピックス:温暖化
【ワシントン=渡辺浩生】米有力環境シンクタンクのワールドウオッチ研究所はこのほど、「2008年地球白書」を発表した。温暖化や環境問題の担い手としてファンドや産業界の役割に着目、クリーンエネルギーへの投資資金流入や排出権取引拡大など革新的な活動が持続可能な経済に導く可能性を指摘した。
白書は、地球温暖化などへの危機感の高まりで「企業や投資家、消費者のルールが書き換えられ、年間1000億ドル規模の資本移動に影響を与えている」と分析。
具体例として、環境・エネルギー分野を対象にしたヘッジファンドが過去2年で相次ぎ設立されて現在575。クリーン技術へのベンチャー投資は06年、前年比78%増の29億ドル(約3190億円)と、インターネット、バイオ技術に次ぐ投資先となった。
バイオエタノールなど再生可能燃料への投資も06年、前年比33%増の520億ドル(約5兆7200億円)に拡大。太陽光や風力などクリーンエネルギー技術向けの企業の研究開発支出も06年、91億ドル(約1兆10億円)に上った。
一方、各国や産業界の温室効果ガス排出削減の動きに伴い、排出権取引は06年300億ドル相当(約3兆3000億円)と前年の3倍に。米化学大手デュポンが91年から07年までに温室効果ガスの排出量を72%削減し、30億ドルを節約したと紹介している。
地球白書は、温暖化による損害は今世紀末までに地球全体の経済的生産量の8%に上ると指摘。経済危機を回避するため政府の政策として、環境的に持続可能な産業への投資誘導や炭素税の導入などを求めた。
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