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ごみ処理人工島「フェニックス計画」破綻 大阪市など2050億円回収困難 (1/2ページ)

2008.1.3 01:58
このニュースのトピックス汚染、公害

 近畿の自治体が、廃棄物処分地として大阪湾を埋め立てる「大阪湾フェニックス計画」の事業スキームが事実上破綻し、埋め立て地の護岸工事を担当した大阪市など4自治体の負担した総額約2050億円が回収できない可能性が高いことが2日、分かった。廃棄物処理法改正で、ごみで作られた埋め立て地の一部に工場建設ができなくなり、転売が困難になったためだ。この影響で、十数年後に必要になる次期処分場も目途が立たないのが現状。都市部のごみの行方を確保するため、事業の枠組みの見直しが緊急の課題となっている。

 フェニックス計画に基づいて設置された処分場は兵庫県尼崎沖、大阪府泉大津沖、神戸沖、大阪沖の4カ所、計499ヘクタール。事業スキームは、大阪湾内の処分場護岸工事を港湾管理者となる自治体が担当し、廃棄物の埋め立て終了後の土地を売却、護岸工事の費用をまかなう。昭和57年からスタートし、2府4県175市町村が参加した。

 計画に基づき、これまでに護岸工事をしてかかった費用は尼崎沖、320億円(事業主体・兵庫県)▽泉大津沖、310億円(同・大阪府)▽神戸沖、540億円(同・神戸市)と、建設中の大阪沖、880億円(同・大阪市)の計2050億円にのぼっている。

 しかし、平成16年に廃棄物処理法が改正。低濃度の有害物質を含む廃棄物などで埋め立てた「管理型処分場」の場合、土地形状を変更することが制限されるようになったため、緑地や運動場などとして使用できるものの、建築物を建てる工場用地などには適さなくなり、売却は困難になった。

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